超音波加湿器での空中噴霧について
厚生労働省が次亜塩素酸水の空中噴霧について改正しました。
これまで「噴霧禁止」としていたものが『使用可能』になりました。
詳しくはこちらをご覧ください。
加湿器での空中噴霧あれこれ
次亜塩素酸水を超音波加湿器で噴霧することについて様々な意見があります。
厚生労働省では一貫して否定的な意見です。
※2021年10月21日 改正
その意図も分かります・・・だって、1つでも危険な物があれば、誤って使ってしまい健康被害に繋がる可能性もありますからね。
これはあくまでもメーカーや製造元としての私見ではありますが、世の中には噴霧しても安全な次亜塩素酸水もあれば、当然噴霧してはいけない危険な次亜塩素酸水もあります。
数ある次亜塩素酸水商品の中から、世間一般の人が皆それを選別選定できるかと言えば、それは難しい話です。
また、厚生労働省は各次亜塩素酸水商品について厚生労働省が安全性試験をすることはないと明言しています。
(新型コロナウイルスへの有効性試験はしましたが)
このような事情もあり、厚生労働省としては一律危険とみなして噴霧しないようにと啓発していると考えます。
空気中のウイルス対策
厚生労働省のガイドラインにおいては、空気中のウイルス対策としては換気を最良として、次亜塩素酸水の空中噴霧は推奨していません。
マスクにスプレーする除菌商品も推奨していません。
いわゆる消毒や除菌効果のある成分を吸引する可能性があるものは様々な理由をもって全て推奨しないようです。
現時点で空間噴霧の消毒剤として承認が得られた商品がないというのは上記の理由でしょう。
空間噴霧による浮遊ウイルス対策の国際的な評価方法が確立されていないので、国として判断できないということもあるかと思います。
ただし、空間噴霧については商品の安全性をしっかりと確認したうえで自己責任で使用する分には使用を妨げるものではないとされています。
CELA水は吸入による人体への影響について安全性試験をおこない、なおかつ空中のウイルスに対する効果の試験もしています。
メーカーとしては一定の効果があるという見解を示していますので、除菌による感染予防をお考えであれば、効果の可能性を信じて使用をご検討されるのも良いのではないでしょうか。
CELA水は専門機関の試験で安全を確認しています
ラットによる試験を行い、人が通常使用する推定量の約14倍の濃度で4時間吸入暴露し、14日間の経過観察において異常がないことが確認できています。
空気が変わると気持ちいい
「CELA水を空中噴霧すると気持ちがいい」「部屋の中で深呼吸したくなる」という声をたくさん頂きます。
安全な次亜塩素酸水を空中噴霧することで『空気を洗う』ような感覚になり、暮らしに安心と潤いが生まれます。
このページではCELA水を含めた次亜塩素酸水の疑問やあれこれについて説明していきます。
次亜塩素酸水を加湿器噴霧する注意点
次亜塩素酸ナトリウムは絶対に噴霧してはいけません!
極めて人体に有害です。
名前が似ているので間違えないようにしましょう。
一般家庭で身近な商品では、ハイターなどの漂白剤や哺乳瓶消毒用のミルトンなどが次亜塩素酸ナトリウム商品です。
どれだけ希釈しても噴霧は厳禁です。
塩素濃度が高いものは危険です!
高濃度の次亜塩素酸水も人体に有害と言われています。
厚生労働省が食品添加物として認めている次亜塩素酸水の塩素濃度は80ppmですので、基本的には80ppmを超える濃度のものを噴霧することは良くないでしょう。
各商品の人体に対する安全性試験を必ず確認して、安全が認められた商品を使用しましょう。
CELA水は安全性試験にて無害が確認された50ppmの次亜塩素酸水なので安心してお使いいただけます。
次亜塩素酸水を加湿器噴霧して大丈夫?
塩素濃度(ppm)とpH を確認しましょう。
pHについて
pHは水道水を基準にした中性のpH7.0は安全であると考えられますね。
人体に安全なpH は安静時に分泌される唾液のpH と同じpH6.5です。
多くのメーカーがpH6.5を基準に生成していますが、基準値から振れ幅の大きい次亜塩素酸水もあります。
pH6.5 ±1.0であれば、pH5.5やpH7.5もあり、人体への安全性を考えると少々不安があります。
CELA水はpH6.5 ±0.05なので非常にpH が安定して安全です。
塩素濃度(ppm)について
人体への安全性で言うと、塩素濃度は直球です。
塩素濃度(ppm)が高いと人体に非常に危険です。
厚生労働省が食品添加物として認可している次亜塩素酸水※の塩素濃度の上限は80ppmであることから、人体にとって安全と言える塩素濃度は80ppmまでと考えます。
このことから80ppmを超える塩素濃度の次亜塩素酸水を噴霧することはあまりよろしくないでしょう。
ただし、80ppmが安全の範囲とはいえ、日常的に噴霧するのであれば人体に対する安全性の上限値の次亜塩素酸を噴霧し続けるのは、とくに有人環境で肉体的に強くない乳幼児や高齢者、あるいは病床環境などでの噴霧は少々心配があります。
※厚生労働省が食品添加物として認可している次亜塩素酸水は電解水です。
弱酸性次亜塩素酸水CELAは超音波加湿器で噴霧しても大丈夫
CELA水は50ppmで安心して噴霧できる次亜塩素酸水
専門機関での安全性試験で人体に対する安全性が確認できています。
CELA水の50ppmという塩素濃度は、菌やウイルスに対して必要十分な除菌効果があるだけではなく、人体に対して非常に安全な塩素濃度です。
薬機法により試験結果をサイトに掲載することができませんので、詳細は設備開発製造メーカーのサイトをご確認ください。
安全性試験結果
保育園での空間噴霧事例
またSANRIではグループ法人にて0.1.2歳児を専門とした保育園を2つ運営しています。
当社がCELA水の生成を始めた7年前(2020年時点)から園内での感染予防として超音波加湿器による噴霧をしています。
とくに未熟な0.1.2歳児のいる空間で毎日空間除菌を目的として空中噴霧していますが、これまでCELA水(次亜塩素酸水)の空中噴霧を原因として体調を悪くするなどの健康被害は乳幼児、保育士含め発生していません。
それどころか、市内約30園ある中で唯一インフルエンザやノロウイルスなどの園内感染が発生していない園として話題になり、現在市内の園では感染症予防としてCELA水の利用が広がっています。
卒園児も小学生になり大きくなっていますが、CELA水の空中噴霧を起因とした肺や呼吸器系に疾患の出た児童はいません。
このことから、実例としてCELA水の安全性と感染症予防に高い有効性があることが言えます。
ガラスや家具家電が白く汚れるのはなぜ?
超音波加湿器を使うとガラスや家具やフローリング、とくに家電、電化製品に白い粉が付着したような汚れがつきますね。
この白い粉の正体は水道水に含まれる「カルキ」と呼ばれるものです。
さらにカルキだけではなくミネラル、鉱物成分も含まれます。
カルキって何者?
「カルキ=塩素」と認識している人が多いと思いますが、カルキの正体は水道水に含まれる次亜塩素酸カルシウムという石灰の一種です。
水道水を殺菌するために入れるもので、水道水には法律で一定量のカルキが含まれていなければいけません。
ちなみに「水道水の塩素=次亜塩素酸ナトリウム」と思っていたかもしれませんが、次亜塩素酸カルシウムだったんですね。
次亜塩素酸ナトリウムと次亜塩素酸カルシウムは何が違うのでしょうか?
大きく3点の違いがあるので豆知識として知っておいても良いかもしれません。
次亜塩素酸ナトリウム | 次亜塩素酸カルシウム | |
形状 | 固形 (錠剤・パウダー) |
液体 |
液性 | 強アルカリ性 | 中性 |
塩素濃度 | 12% | 70% |
また、市販のミネラルウォーターと同じように、家庭の水道水にも地域により差がありますがミネラルが含まれます。
超音波加湿器で水と共にミスト化されたカルキやミネラル成分は部屋中に拡散され、ガラスや家具家電、壁や床などに付着した後に蒸発し、 カルキやミネラルの結晶が残ります。
これが 白い汚れの原因です。
白くならない対策は・・・
一般的に家で超音波加湿器で加湿する場合ですが、1番の対策は「浄水器の水や蒸留水を使うこと」です。
ただし浄水器の水や蒸留水は塩素成分を含んでいないので菌が繁殖しやすいということを忘れずに。
次亜塩素酸水の場合は、それ自体が除菌水なので菌は繁殖しません。
ただし、水道水のカルキ成分に加えて各社独自の除菌成分(主に次亜塩素酸ナトリウムなど)を加えているので、より白くなってしまう可能性があります。
CELA水は水道水をベースに次亜塩素酸ナトリウムと希塩酸をごく微量ずつ混合していますので、微量とは言え含有しているので他の次亜塩素酸水と同じように白くなっていきます。
SANRIのCELA水は白くならない??
純水から作るCELA水
SANRIのCELA水は水道水を浄水器よりもさらに強力に濾過して、水道水に含まれる白い粉の原因となるカルキ成分、ミネラル成分、菌やウイルスなど全て取り除いた『純水』にします。
この純水に2種類の除菌成分を微量に混合して生成(特許第4413983号取得)するので、一般的な次亜塩素酸水と比べて白い粉の原因となる成分が極めて少ないので、ほとんど白くなることがありません。
SANRI独自の設備構成で生成するCELA水は余計なものを全て取り除いて非常に精度の高い純粋な次亜塩素酸水なので医療レベル※の次亜塩素酸水と遜色ありません。
※SANRIのCELA水が医療用として認可をされているということではありません。
加湿器でよくある質問
空気中に含むことのできる水分量は決まっていますので、”室温が低い”または”空気の流れが悪く加湿器の周りだけが過加湿状態”であると空気中に含み切れなかった水分が結露として発生します。
スチーム式の加湿器は”水を熱して蒸気にする”仕組みなので、60℃以上で劣化が進み80℃以上になると急速に効果を失ってしまうCELA水(次亜塩素酸水)の利用には適しません。